
震災と原発事故の影響で、厳しいサケ漁が続く福島県楢葉町の木戸川漁協が、老舗料亭「京都吉兆」の監修のもと厳選したイクラのしょうゆ漬けを開発した。少量生産のゆえに「奇跡のいくら」と名付け、まずは限定50個を町のふるさと納税の返礼品として今月から提供している。
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材料のイクラは漁協の4段階の独自基準で最上級のものを使用。味付けは京都吉兆の総料理長徳岡邦夫さんの協力を得て、特製しょうゆなどを使ってうまみを引き出したという。
従来のしょうゆ漬けは250グラム入り1500円だったが、新商品は90グラム入り5千円。ふるさと納税では、2万3千円以上の寄付の返礼品となる。吉兆がイクラを「鈴子」と読んでいることから、「奇跡のいくら SUZUKO」と名付けた。
ブランド化のきっかけは記録的な不漁だ。震災前は孵化(ふか)させた稚魚を毎年1200万~1500万匹放流し、7万~10万匹の水揚げがあり、本格的なサケ漁ができる南限として知られた。しかし、約20キロ離れた東京電力福島第一原発事故による避難指示で漁も稚魚放流も5年間中断。再開後の水揚げは1万匹に届かず、一昨年の台風19号による被災も重なり、不漁が深刻化している。
木戸川のイクラの特徴は、吉兆側も評価する粒の大きさだ。1粒0・27グラムほどと一般的なイクラより1割ほど大きい。漁協によると、北海道で水揚げされるサケより回遊時間が長く、水温が高い海域も泳ぐことから、餌を多く食べていると考えられるという。
いわき市で復興飲食店を運営する「夜明け市場」が、漁協の復興を支援する中で、交流がある吉兆に協力を呼びかけ、2年がかりで商品化につなげた。漁協の鮭ふ化場長の鈴木謙太郎さん(39)は「将来的には海外展開も視野に入れたい」などと話す。(長屋護)
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March 17, 2021 at 08:30AM
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福島・楢葉産、吉兆監修の「奇跡のいくら」 - 朝日新聞デジタル
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